2020年最新ポーカー本おすすめ総まとめ 初心者~上級者

ここ最近ポーカーも日本で流行ってきて多くの書籍を目にするようになりました。正直どの本から読んで行けばいいのかわかりません。

戦略的なポーカー本に関しては日本には十~数冊ありますので、発売年別、レベル別にまとめてみました。

今までほぼ全てのポーカー本を読んできたヒロヤンがおすすめする本を年代別に並べてみました。

『ポーカーを覚えるのは一瞬、極めるのは一生。』 のポーカー格言の通り、ポーカー界のトレンドも毎年のように変わりつつあります。

昨年までルーズかと思われたプレイが今じゃそれはタイトプレイだ！と言うような事はザラにあります。古い本だからと言って必ずしも価値が低いわけではありませんが、基本に忠実なポーカー戦略は年代が古い本の方がむしろわかりやすくさえもあります。

今回は日本で発売されているポーカー本を発売年順に解説と共にまとめてみました。

2010年

ポーカー(テキサスホールデム)発祥のアメリカでは既に幾つものポーカーに関する本が出版されていましたが、きちんとした日本語訳で書かれたポーカー本が上陸したのはこれが初めてではないでしょうか？

フィル・ゴードンのポーカー攻略法入門編 / フィル・ゴードン

ワールドポーカーツアーチャンピオンのフィル・ゴードン氏著書の一冊。文字がデカくて読みやすいです。入門編なので、ベッティングパターンや、フロップターンリバー、各段階でのベッティングパターンを分かり易く記述してあります。またテル（癖）であったり、心理学的な部分も記載がありワクワクできる一冊になっています。

初級向け：⭐️⭐️☆☆☆☆

2011年

黎明期。都内各地にアミューズメントポーカースポットが出現しはじめました。その発展に大きく貢献したのは島田氏による「トーナメントポーカー入門」ではないでしょうか。この本を読むことで皆一様に一定レベルまではポーカーをプレイすることができるようなりました。

フィル・ゴードンのポーカー攻略法実践編 / フィル・ゴードン

初級で書いた、入門編からレベルアップして実践編になります。読んで思うのは、この本にはプレイ開始時の絵図が記されており、場面事の手札も絵図での記載で非常に読みやすいです。とりあえずポーカーってどうしたらいいの？って人にはフィルゴードン氏の2冊を読めば大体傾向は掴めるかと思います。

初級向け：⭐️⭐️⭐️⭐️☆☆

トーナメントポーカー入門 / SHIMADA, Shinya

日本においてのポーカー黎明期に一石を投じた島田氏の本。基本的な基礎、戦略、数学的思考を教えてくれる教科書のような一冊で、初心者は読んで間違いないです。

初級向け：⭐️⭐️☆☆☆☆

ガス・ハンセンのポーカーミリオンロード / ガス・ハンセン

狂犬とも呼ばれる世界的なトッププレイヤーのガス・ハンセン著書。2007年のオージーミリオンズでチャンピオンとなった際の最初から最後までの全てのハンド履歴を本に記しており、プロの思考回路やハンド分析、勝利への秘訣が記載しております。いわゆる、手の内を全て見せますよって内容です。読み終わるとテンションが上がります笑

中級向け：⭐️⭐️⭐️☆☆☆

賭けの考え方 / イアン・テイラー　マシュー・ヒルガー

ポーカープレイヤーとして成功する為の思考習慣をまとめた一冊です。もちろんポーカーのことも書いてありますが、全体的にポーカーでの所作よりも思考的な部分が多いです。

2013年

2012年に木原直哉氏がWSOPのブレスレッドを日本人で初獲得。その自伝の「運と実力の間」を読んで触発されたポーカープレーヤー達が、各地のトーナメントで腕を競うようになりました。

運と実力の間（あわい）/ 木原直哉

ポーカーをする人なら誰でも知っている東大卒のプロポーカープレイヤーの木原直哉さん著書の一冊です。ポーカーの戦略という部分に関してはほぼありません。WSOP（ワールドシリーズオブポーカー）で優勝するまでの過程を辿った一冊です。日本人のポーカーブームに火を付けた1冊でありテンションをあげる事、間違いありません。

初級向け：⭐️☆☆☆☆

アグレッシブポーカー　トーナメントを制覇しろ / リー・ネルソン タイセン・ストライブ　スティーブ・ヘストン

中級でも紹介した内容のトーナメント編です。中級者がトッププレイヤーを打ち負かす、と言うのではなく、ガチでトーナメントを制覇しよう！と言う内容なので序盤中盤終盤と隙のない内容、数学的思考もしっかりと記述されています。非常に良質な一冊です。

上級向け：⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️

オンラインポーカーで稼ぐ技術　上

オンラインポーカーで稼ぐ技術

「上」なので、HUD（統計ツール）を利用しての分析はありません。あくまで、この状況ではこのようなプレイをするのが・・・的な内容になり非常に勉強になります。

中級向け：⭐️⭐️⭐️⭐️☆☆

フィル・ゴードンのデジタルポーカー　/ フィル・ゴードン

HUD（統計ツール）を利用してのオンラインでの必勝法です。実施のHUDのレクチャーがありますのでHUDを使い始めたばかりの人が読むべき一冊です。上の下って言う感じでしょうか。

上級向け：⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️☆

確率の考え方　ポーカーの数学的側面　/ マシュー・ヒルガー

数学嫌いな人は背けたくなるような内容です。全編に渡り数学的思考で、考えていきますので数字が苦手な人はきっと挫折するでしょう。オッズの計算の仕方からプレイが本当に数学的に良いのか悪いのか、数学的に解決してくれる一冊です。

上級向け：⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️

2016年

ステップアップポーカー / アニー・デューク　ジョン・ヴォーハウス

読む量が多いです。数学的な思考はあまりないですが、表紙の「自分のアクションに理由をもて！」の通り、理詰めでポーカーをプレイし、考えさせられる一冊になっています。

中級向け：⭐️⭐️⭐️⭐️☆☆

2017年

アグレッシブポーカー　強敵を倒せ / ブレア・ロッドマン　リー・ネルソン　スティーブ・ヘストン

中級者がトッププレイヤーを倒す為の一冊です。あくまで初級〜中級レベルの人が勝つ方法なので、複雑な計算や思考で君臨するトッププレイヤーの戦略を書いているのではなく、初級〜中級者がトッププレイヤーに勝つ為の戦略になっています。

中級向け：⭐️⭐️⭐️☆☆☆

2018年

アグレッシブポーカー　究極の戦略/バートランド・グロスペリエ 　リー・ネルソン　タイセン・ストライブ　トニー・ダンスト

トーナメントでの戦略をより緻密に、戦略的に昇華された内容が記載されています。

上級向け：⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️☆

ポーカーエリートの「公然の秘密」 頻度ベース戦略

本気で海外のカジノで勝負したい人のための本。トッププロの思考がどのようなもので、また自身をそこに近づけるためにどのようなことをすべきか書かれた一冊です。

上級向け：⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️

2019年

元々ポーカープレーヤーとして名高かった横澤プロがYoutuberとして確変。ポーカー人口が一気に増えると同時に初級向けの本が改めて登場。

テキサスホールデムってどんなゲーム？から始まる初心者にとっての良書。勝つというよりは「遊ぶ」要素が強い初心者むけの本になります。

初級向け：⭐️☆☆☆☆☆

ハンター・シッチーのポーカー分析　ノーリミットホールデム３つの要

ポーカースノーウィ(PokerSnowie)の分析結果やGTO(Game Theory Optimal、ゲーム理論最適)プレイをベースとしています。初心者として脱却したかなって人におすすめの一冊です。

中級向け：⭐️⭐️⭐️☆☆☆

最後に

いかがでしたでしょうか。

ライブやオンラインで実戦で学ぶことも良いのですが、体系的に学ぶには本がうってつけだと考えます。

本で学んだことを実戦でトライアンドエラーの繰り返しでしょうか。

初心者で結局どれを読めばいいかわからない！読む本が多いよ！って人は、島田氏のトーナメント入門か、フィル・ゴードンの「入門編」「実践編」の2冊でも良いかと思います。

テンション上げたいよ！って人は、木原さんの「運と実力の間（あわい）/ 木原直哉」か、ガス・ハンセンの「ガス・ハンセンのポーカーミリオンロード 」

日本人のポーカーレベルを底上げして、いつか皆さんと戦えることを祈って記事を書いてみました。

是非有効活用してください！

今回は年代順でしたが、こちらは初級〜上級をまとめた記事になります↓