今やオンラインポーカーをするうえで、相手のハンド履歴やアクションを統計として収集するHUD(ヘッズアップディスプレイ)ツールの導入こそが勝利の近道となっています。
実際に私ヒロヤンもHUDツールを入れて、対戦相手の情報を可視化することで、劇的に勝率を上昇させてきました。
今回の記事では、日本人ポーカープレーヤーが利用しているHUDツールとして最も有名なPokerTracker(ポーカートラッカー)4を実際に利用できるようになるまでを、実際の画面と説明を交えてインストールから初期設定まで丁寧に紹介していきます。
HUDを利用することのメリット
・リアルタイムで対戦相手の情報がわかる
・HUDで自在に自分が知りたい情報を設定できる(ゲーム参加率、コール率等)
・対戦相手の情報がわかることで、相手のベッティングパターンや弱みを把握できる
・自分のプレイ履歴を見直し悪手を修正できる
コンテンツ
この記事のゴール
PokerStarsをプレイ中に、PokerTracker4を利用してHUDを表示できるようになるまでです。
環境
※Windows版でもこちらの記事を読めばインストールから初期設定までできますが、これから説明する画面とは所々で違う箇所もありますのでご注意ください。
またこの記事では最終的にPokerStars(ポーカースターズ)にHUDツールを導入し、操作できることを紹介しています。
もちろんPokerStars(ポーカースターズ)以外の888Pokerなどの導入もできます。(後半の説明を見るとわかります)
私ヒロヤンの経験上は、先に購入をしてからのインストール設定をおすすめしています。
インストール
公式サイトからインストールする
まずは公式サイトからインストール画面を開いて手順通りに実行して行きますので、下記よりクリックをお願いします。
公式開いたらピンクで囲まれたDOWNLOADボタンをクリックします。
またこの時Windowsのかたは必ずDOWNLOADの下がWindows Download、macOSのかたはmacOSになっていることを確認してください。
インストール画面が立ち上がりますので、規約のAgree(同意)をクリックします。
下の画面でPokerTracker4を自分のApplicationsフォルダにインストールします。
PokerTracker4のアイコンをドラッグ&ドロップでApplicationsフォルダへ持っていきます。(これはMacOSの場合の画面になりWindows版とは表示がことなりますが実行することは同じです。)
インストールが無事完了すると、このようにデスクトップにアイコンが出来上がります。
インストール前のセットアップをする
早速インストールされたばかりのPokerTracker4のアイコンをクリックします。
もし以下のようなウィンドウが出現した場合は開くをクリックします。
MacではAppleStoreではない非正式のアプリを初めて開く場合、このようなウィンドウが出現します。
開くをクリックすると下記画面に変わります。
既に購入済みの場合はRegistrationにレジストレーションコードを入力してクリックしてください。
それ以外の人は、左がテキサスホールデムで、右がオマハとなっておりいずれも無料の14日間のトライアル期間が設けられいます。
またMacOSでこのようなウィンドウが出現した場合はOKをクリックします。
この画面では、PokerTracker4でPokerStarsのハンド履歴を読み込んで、それを記録することに対しての許可の確認を求めています。
拒否するとハンド履歴のデータを記録できませんので、OKをクリックして素直に“システム環境設定”を開くをクリックします。
セキュリティとプライバシーの画面に飛びます。
PokerTracker4のアプリにチェックマークがついていることを確認し、左下の鍵マークをクリックします。
またチェックを入れれない人は、左下の鍵マークを確認してください。
鍵マークが外れている場合は、PokerTracker4のアプリにチェックマークを入れれますが、鍵マークがロックされている場合はチェックを入れれません。
アプリにチェックが入っているのを確認し、再度鍵マークをクリックするとロックされ設定が更新されます。
インストールの準備ができました。
ダウンロードの実行をする
Yesをクリックしてインストールを実行します。
ダウンロードの画面に移ります。
少し待てばダウンロードが実行されます。
ダウンロードが無事完了すると、SQL(データベース)の設定画面になります。
SQLとはPokerStarsのようなポーカーアプリで入手したハンド履歴などを、自分のPC内で管理・解析するためのデータベースの部屋を用意するようなものです。
予めSQLの部屋の場所は画面の場所に割り振られていますが、デフォルトのままで特に変更を加える必要はありません。
なのでインストールをクリックします。
確認のウィンドウが出てきますので、OKをクリックします。
問題なければセットアップが実行されます。
データベースのセットアップができたので、Createをクリックします。
問題なければ、successfully(成功)が出現します。
自動的に立ち上がりますので引き続き設定をしていきます。
PokerTrackerの初期設定
自動的に立ち上がったら、Nextを選択します。
利用通貨の設定
通貨の設定になります。
基本的にはプレイ時も入金時もUSDで設定しているかと思いますので、USDを選択してNextをクリックします。
利用アプリの設定
どのアプリのハンド履歴を読み込むかになります。
今回は先述のとおりPokerStarsで進めていきます。
「PokerStarsじゃないよ!!」って人は他のアプリにもYesを加えてください。
PokerStarsがYESになっていることを確認できれば、Nextをクリックします。
ハンド履歴保存場所の設定
ハンド履歴保存の場所設定になります。
ここの設定が非常に大切で、過去に私ヒロヤンもつまずいてしまったことがあります。
初期状態だと空白ですが、必ずインストール場所を記入する必要があります。
注意点としてポーカーは主にキャッシュゲームとトーナメントの2種類にわけられますが、HUDも両方の保存場所の設定をする必要があります。
「キャッシュゲームしかHUDが機能していない!!」なんてことにならないようにしておきます。
追加の仕方はAddをクリックします。
Addをクリックすると、このような選択画面が出てきますので、HandHistoryとTournSummaryの両方のフォルダを選択してOpenをクリックして追加します。(2回Addして実行するとうい意味です。)
下記画面のように両方がきちんと追加されているのを確認できればNextをクリックします。
プレイ位置の設定
次の画面はポーカープレイ時の位置設定です。
Does PokerStars place you at the bottom seat each time you play?
(訳* ポーカースターズをプレイする時は、自分の位置をbottom(底)に設定しますか?)
位置を固定している方が見やすいですし、PCのCPUにも負担がかからないのでYESにして、Nextをクリックします。
Zoomの設定
PokerStarsのZoomでもHUDを使うかどうかの質問です。
「Zoomって何?」って人はとりあえずYESで問題ありません。
特にNoにする理由もないので、YESにしてNextをクリックします。
ハンド履歴保存の設定
既に幾つかPokerStarsでプレイをしていた場合には、ハンド履歴をHUDにインポートするかどうかの質問をしてきています。
特にNoにする理由もないので、両方ともYESを選択してNextをクリックします。
表示デザインの設定
デザインの設定です。
自分好みに好きなデザインを設定しましょう。
デザインを確認したら、Nextをクリックします。
ここも同様のデザインの設定で好きなデザインを選択して、Nextをクリックします。
ハンド履歴の分析後の設定画面ですが、特にいじる必要はないのでNextをクリックします。
セットアップの完了
問題なくセットアップができましたら以下の画面になります。
それではFinishをクリックしましょう。
セットアップが無事終了されればCloseをクリックします。
以上で設定が完了しました。おめでとうございます!!
しかしもう少しお付き合いください。
最後にPokerStars側の設定を完了できれば無事HUDツールを導入できます。
PokerStars側の設定
PokerStarsをインストールされているという前提で進めます。
言語設定
最初にすることは、英語設定にすることです。
「日本語でもいいじゃない!!」と思う人もいるかもしれませんが、必ず英語に設定をしてから進めてください。
理由は2つあります。
- 日本語だとこの後の設定でHUDに保存できない
- PokerTracker4はプレイ中は英語でプレイしないと機能しない
まずは設定→グローバル設定→言語→表示言語でEnglishを選択し、変更を適用をクリックします。
OKをクリックすると画面が英語表記に切り替わります。
キャッシュゲームのハンド履歴の設定
ハンド履歴をきちんとPokerTrackerに読みこますための設定を行います。
Playing History→Hand History に進みます。この画面では
- Save My Hand Historyにチェックを入れる
- Where To Saveではこの記事の4-6のハンド履歴保存場所の設定で設定したところと同じかを確認する
- Keep Hand Historiesを上限の9999Daysにする
- Save in Englishにチェックを入れる
以上を確認したら、Apply Changesをクリックします。
トーナメントのハンド履歴の設定
キャッシュゲームの設定と同様に
Playing History→Tournament History に進みます。この画面では
- Save My Tournament Summariesにチェックを入れる
- Where To Saveではこの記事の4-6のハンド履歴保存場所の設定で設定したところと同じかを確認する
- Keep Tournament Summaries forを上限の9999Daysにする
- Save in Englishにチェックを入れる
以上を確認したら、Apply Changesをクリックします。
以上でPokerStars側の設定が完了しました。
以降で実際に立ち上げて動かしてみます。
実際に起動して動かす
PokerTracker 4の設定
PokerTracker4を起動後にOKをクリックします。
OK後の選択画面では、Play Pokerをクリックします。
こちらの画面ではGet Hands While Playing をクリックします。
意味は、プレイ中にPokerTracker4がハンド履歴を分析してリアルタイムにPokerStars側で解析履歴を表示することを意味します。
PokerTracker側の準備はOKです。
それではPokerStars側の設定を行います。
PokerStarsの設定
PokerStarsを起動させます。
キャッシュゲームでもトーナメントでもどちらでも良いのですが、とりあえず適当にゲームに参加します。
ゲームに参加直後の画面だと変わり映えしないのですが、2ハンド目から次のような画面が表示されれば成功です!!
おめでとうございます!!
気にしていただきたいのは以下の2つです。
・必ずプレイ中の言語は英語にすること
・2ハンド目から表示が開始される
ひとまずこれで一安心です。
最後に
以上が、「【HUD】PokerTracker4のインストールから初期設定まで」の紹介記事になります。
長らくお読み頂きありがとうございました。
次回の記事では、インストールしたばかりのPokerTracker4のおすすめの初期設定と使い方を紹介していきます。