djangoのforms.pyでrequestの情報をキャッチして、ユーザーが持っている情報を操作したり、例えばユーザー照合を行ったりしたいことはありませんでしょうか?
実際の動画を基に、html、views、forms側での処理を網羅的に説明していきます。
コンテンツ
やりたいこと
例えば上の動画のように、ログイン中のユーザーと入力されたユーザー名がイコールであるかを確認する時を想定します。
inputフォームに入力して欲しいのは、request.user(ここではadmin)になりますが、もしもadminと入力して欲しいところが、違う入力(この動画ではxyz)をした場合はforms.pyでバリデーションエラーを出現させたいところです。
views側での処理をさせてもいいのですが、餅は餅屋でforms側で処理は任せたいところです。
しかしながら、どうやってforms.pyでログイン中のユーザーをrequestから取ってくるのでしょうか?
書いたコード
views側に存在するrequestをformインスタンスを作成する際に、引数としてログインユーザー情報を渡します。
sample.html
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<p>確認のため、<span class="clearly">{{ request.user }}</span> を入力してください。</p> <form action="" method="post"> {% csrf_token %} {{ form.username }} {{ form.username.errors }} <button type="submit">削除する</button> </form> |
Djangoで用意されているテンプレートでは、ログイン中に{{ request.user }}と記述すればログイン中のユーザー名を表示させることができます。
{{ form.username }}{{ form.username.errors }}の中身はこの後のforms.pyで紹介していきます。
forms.py
forms側ではviews側からrequestデータを受け取るために諸所準備が必要です。
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from django import forms from django.core.exceptions import ValidationError class DelRecordForm(forms.Form): """履歴削除""" username = forms.CharField( required=True, min_length=3, max_length=16, widget=forms.TextInput( attrs={ 'placeholder': '' } ) ) def __init__(self, user, *args, **kwargs): self.login_user = user super().__init__(*args, **kwargs) def clean_username(self): username = self.cleaned_data['username'] if str(self.login_user) != username: raise ValidationError('無効な値が入力されています。') return username |
注目すべきは17-19行目のdef __init__で定義したコンストラクタです。
引数に、user及び、*argsと**kwargsを定義することで、views側からrequest.get、request.post以外のデータを受け取れるようにしています。
ここで引数として定義されているuserとは、views側から何を渡されているのかを次のviews.py側で説明していきます。
(*argsと**kwargsの説明に関しては過去記事でしております。)
views.py
forms.pyのDelRecordFormに何を変数として渡しているのかを主に説明します。
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from jrfoodadv.forms import DelRecordForm def del_record(request): if request.method == 'GET': form = DelRecordForm(user=request.user) elif request.method == 'POST': form = DelRecordForm(user=request.user, data=request.POST) if form.is_valid(): username = form.cleaned_data['username'] print('削除されます') context = { 'form': form, } return render(request, 'sample.html', context) |
6行目以降のPOST時の処理はDelRecordFormに対して、request.POST以外にもuser=request.userを渡しています。
こうすることで、forms.pyのDelRecordFormで受け取ったrequest.userを使用できるようになります。
request.userは ログイン中のユーザー名及びユーザー情報が詰め込まれています。
今回はforms側の23行目で、str()で囲むことで文字列を利用しています。
以上。
最後に
いかがでしたでしょうか。
以上が、「【Django】forms.pyでrequestのログインユーザー情報を取得する」の紹介記事になります。
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