山口県東部出身のヒロヤン@twitterです。山口県は高齢化による猟師の減少、宅地開発等による森林減少で、鳥獣が人里に来ては農作物を食い荒らし多数の被害が出ています。
事実、ヒロヤンの実家でも猪にタケノコ山をめちゃくちゃに掘り返されたり稲をなぎ倒されたり、タヌキにサツマイモを食べられたりと被害が多数あります。
そして行政に猟師の支援を要請しましたが、未だに来てもらった事はありません(涙)。最近は自ら決起して猟師になる人もおり、2020年(令和2年)山口県で猟師になる方法をまとめました。
・山口県で猟師になりたい人
・山口県で猟師になるか悩んでいる人
コンテンツ
対象者
山口県に住所を有する満20歳以上(網猟・わな猟免許については、満18歳以上)の人が対象です。
2020(令和2年)度狩猟免許試験について
例年5月のGW明けに山口県のホームページで案内されます。
基本的に山口県は年1回になります。
※クリックでリンクが開きます
狩猟免許試験日程
申し込み
HPから書類を入手し申し込み
書類は先述の令和2年度狩猟免許試験及び狩猟免許更新のお知らせ
の中にある、申請書の配布から狩猟免許申請書の項目から記述用紙(PDF)をダウンロードできます。各農林水産事務所又は農林事務所から書類を入手し申し込み
岩国、柳井、周南、山口、美祢、下関、長門、萩の各事務所には申請書を配布しております。また詳しい職員の方もいるので話を聞いてみることも可能です。
提出
提出物
提出先
住所地を所轄する農林水産事務所又は農林事務所に提出してください。
狩猟免許試験前日の講習会
提出物一覧とは別に、前日の講習会に参加するために狩猟免許講習会申込書を山口県猟友会長に申し込む必要がございます。
猟友会には入らないという選択肢もできるのですが、いきなり狩猟免許を取得してから猟ができるかと言えば、現実的に不可能でしょう。
最初は猟の先輩について行き、教えてもらうのが最善の策だと考えます。
また猟友会に入会するメリットデメリットは関しては農林水産事務所又は農林事務所に問い合わせたり、ネットにも先輩猟師の紹介がありますので是非調べてみてください。
ここの記事では猟友会に入る手で話を進めます。
山口県猟友会の狩猟免許試験講習会は基本的には、各会場の免許試験の前日に行われておりますので参加をしてください。
初心者講習を申し込んだ際にテキストを入手できますが、事前に学習をしておくこともおすすめします。
合計費用
受講手数料
新規6,000円 猟友会会員4,000円 いずれも教本含む
(当日受付にて支払い可)
新規狩猟免許(わな猟免許)にかかる経費
猟師の免許を取得すると最初に申請関係費用と、猟師として仕事をしていく上で狩猟登録関係費用が年間に渡り下記の通りかかります。
申請関係費用
狩猟免許申請手数料 | 5,200円 |
証明写真代 | 約700~1,000円 |
切手代 | 62円 |
医師の診断書 | 約3,000円~5,000円 |
狩猟免許試験講習会 | 6,000円 |
合計 | 約15,000~18,000円 |
狩猟登録関係費用(年間経費)
申請手数料 | 1,800円 |
狩猟税 | 8,200円 |
大日本猟友会費 | 2,300円 |
○○市猟友会費 | 約2,500円 |
ハンター保険 | 950円 |
わな標識(1枚50円) | |
わな表示(1枚400円) | |
合計 | 約16,250~17,000円 |
助成金が受けられる
区分 | 助成の条件 | 助成金額 |
第一種銃猟免許 | 新規に第一種銃猟免許を取得し、当該年度内に銃の所持許可を受け、第一種銃猟の狩猟者登録をする事 | 67,000円 |
わな猟免許 | 新規にわな猟免許を取得し、当該年度内にわな猟の狩猟者登録をする事 | 15,000円 |
※第一種銃猟免許について、平成31年3月末日以前に、既に銃の所持許可を受けている場合は20,000円になります。
猟期
猟友会に入会した場合、猟期が決められています。
山口県の猟期は11/1~3/31と決められていて、その間で狩猟をします。それ以外の場合だと、事前申告と事前承認を経て自分の土地に仕掛けることが可能になります。
いざ狩猟の世界へ
いかがでしたでしょうか。猟師になる方法及び費用に関して説明を読んで頂ければ理解できたかと思います。
昨今の山口県を含めた田舎では鳥獣被害は増えているのに、退治できる猟師は減っていることで大変重宝されつつあり、自治体も非常に協力的な環境が揃いつつあります。
Youtubeでもハンターの日常や狩猟の事に関する情報は多数アップされておりますので、当ブログと合わせて有益に情報を使用して頂ければと思います。
猟師のリアルな日常が描かれたこちらの漫画で「猟師とは?」を知ることも大変有意義かと思います↓↓