生まれも育ちも18年間山口のヒロヤンです!!
現在は東京に住んでいます。
山口県人が実家に帰省したときに、必ず買って帰る「月でひろった卵」というお土産があります。
ただいまぁ🐰
カァーカァー火曜日お疲れ様✨あのね♡ᵕ̈*
山口県のお菓子🌈菓子乃季さんの”月でひろった卵”夏限定のまでいろいろお取り寄せしてみたよ💕プレーンにシャインマスカットに瀬戸内レモン🍋オレンジに抹茶にマロングラッセ入りのちょっとリッチなものまで😋
自分へのご褒美に良き🎀 pic.twitter.com/rE9JjIn1cL
— くるみ (@kurumihime) July 6, 2021
最近、鹿児島へ行ってきたのですが、お土産売り場で「かすたどん」という鹿児島銘菓で鹿児島ではメジャーなお土産を売り場で見つけました。
かすたどん、めっちゃ美味しいねぴなこれ🐠 pic.twitter.com/n8ESJl29EF
— ネピーニャ🐠Vtuber (@nepigna_nepiet) December 9, 2021
間違いない。
両者のお土産は似て非なるもの。
薩長同盟も行われたくらい両県は縁もゆかりも深い間柄。
一見似ているが、本質は異なるもの…のはず。
これを機に山口銘菓「月でひろった卵」と鹿児島銘菓「かすたどん」の違いはなんなのでしょうか、またどちらがオリジナルなのかを紹介していきます。
コンテンツ
月でひろった卵とは
山口県民好みの濃いめのカスタードがなんと言っても魅力的なのですが、一番はカスタードと国産和栗とのマッチングではないでしょうか。
濃いめのカスタードをカステラで包むだけでいいものに、あえて栗を加えておりカスタードを頬張りながら噛み締める栗が一層美味しさを際立たせています!
生まれた県
山口県
商品名の由来
「月でひろった卵」というちょっと長い商品名。
ネーミングの名付け親は実は全日空の客室乗務員さんでした。
国内線機内食として採用が決定し社内で検討していましたが、当時取引のあった全日空様の意見も聞いてみようと最終案を持っていった時の話です。
ひとつは「月の卵」、もうひとつが「月でひろった卵」。
全日空の担当者との間では、わかりやすい「月の卵」がいいだろうということになりましたが、担当の営業部長が「女性の意見も聞いてみよう」と言い、近くにいた女性たちにヒアリングが始まりました。
するとそこにいた客室乗務員全員が「月でひろった卵」のほうがかわいらしくていい、やさしいやわらかい感じがすると答え、女性に愛される商品じゃないと長続きしないだろうと再度話し合い、最終的に「月でひろった卵」に決定したとのことです。
価格
税込220円/(1個)
製造メーカー
あさひ製菓株式会社
かすたどんとは
鹿児島県産の卵をたっぷり使ったカスタードクリームをふんわりスポンジで包み可愛く仕上がったお菓子です。
とろりとしたカスタードクリームのソフトな風味が特徴の蒸し菓子で、お子様からお年寄りまで喜ばれる味がほのぼのと口に広がります。
生まれた県
鹿児島県
商品名の由来
カスタードの「カスタ」と鹿児島県の「どん」(〜さん、様、例えば「西郷どん」)を組み合わせた造語です。
価格
税込120円/(1個)
製造メーカー
発売日
そして結局発売日はいつなのか。
歴史が古いものこそオリジナル!異論はありません!さてさて・・・
「月でひろった卵」さんは・・・1986年!!!
対する
「かすたどん」さんは・・・1988年!!!!!!
薩摩蒸気屋の会社のHPにも設立年月日が昭和63年6月16日と記載がありますので、それより前に公式に発売をしている「月でひろった卵」が早くてオリジナルとみて間違いないでしょう。
ちなみにですが、このようなカスタードクリームをふわふわのスポンジで包んだお土産の商品の先駆けとも言える「萩の月」さんは1979年に発売されています。
そして「萩の月」さんのwikipediaに気になる1文が・・・
まさか、「月でひろった卵」さんと「かすたどん」さんは違いますよね?
まとめ
月でひろった卵 | 商品名 | かすたどん |
山口県 | 誕生県 | 鹿児島県 |
220円(税込) | 価格(1個) | 120円(税込) |
ふんわり、ふわふわのカステラで、とろっととろけるようなクリームを包んだ。特徴は栗。 | 味わい | 鹿児島県産の卵を使用。ふんわりスポンジでカスタード包み可愛く仕上がったお菓子。 |
1986年 | 発売日 | 1988年 |
全国に似て非なるお菓子として名を馳せる、「月でひろった卵」と「かすたどん」ですが、オリジナルは「月でひろった卵」ということでした。
「月でひろった卵」のキーポイントは「栗」が入っていることで、カスタードのまろやかさと栗の食感と甘みが絶妙にマッチするのが乙なポイントです。
「かすたどん」のキーポイントは鹿児島県産の卵を使用するという地産地に根付いた鹿児島県民が誇るべきお土産に間違いありません。
薩長両方のお土産として、「月でひろった卵」も「かすたどん」も30年以上愛されていることは間違いありませんので、両方とも末長く両県民に愛されていくことを願います。
以上が、「山口銘菓「月でひろった卵」と鹿児島銘菓「かすたどん」の違い」、の記事になります。