山口県民の悩み、それは山口県出身の県外在住者が帰省のお土産で「月でひろった卵」を持って行ったら「萩の月ですか?」と言われることです。
今回は「月でひろった卵」と「萩の月」がどう違うのか、またどちらがオリジナルなのかを紹介します。
またこの記事は私ヒロヤンこと山口県出身者の目線で書いています。
コンテンツ
山口県民のお土産事情
そもそも事情を何も知らない、山口県出身の県外在住者が帰省のお土産に「月でひろった卵」を持っていくと…
「萩の月」を知らない無知な山口県民はこんな感じの会話が繰り広げられてしまっているのです!
この際、それぞれどのような違いがあって、どっちが本家のオリジナルなのかをはっきりさせようますね!
月でひろった卵とは
山口県民好みの濃いめのカスタードがなんと言っても魅力的なのですが、一番はカスタードと国産和栗とのマッチングではないでしょうか。
濃いめのカスタードをカステラで包むだけでいいものに、あえて栗を加えておりカスタードを頬張りながら噛み締める栗が一層美味しさを際立たせています!
生まれた県
山口県
商品名の由来
「月でひろった卵」というちょっと長い商品名。
ネーミングの名付け親は実は全日空の客室乗務員さんでした。
国内線機内食として採用が決定し社内で検討していましたが、当時取引のあった全日空様の意見も聞いてみようと最終案を持っていった時の話です。
ひとつは「月の卵」、もうひとつが「月でひろった卵」。
全日空の担当者との間では、わかりやすい「月の卵」がいいだろうということになりましたが、担当の営業部長が「女性の意見も聞いてみよう」と言い、近くにいた女性たちにヒアリングが始まりました。
するとそこにいた客室乗務員全員が「月でひろった卵」のほうがかわいらしくていい、やさしいやわらかい感じがすると答え、女性に愛される商品じゃないと長続きしないだろうと再度話し合い、最終的に「月でひろった卵」に決定したとのことです。
価格
200円/(1個)
製造メーカー
あさひ製菓株式会社
萩の月
生まれた県
宮城県
商品名の由来
「萩が咲き乱れる宮城野の空に浮かぶ満月」に由来をしているとことです。
「萩」というのが、秋の七草の一つで、花期は7月から10月になります。
さらに、宮城県の県花が「ミヤギノハギ」です。
価格
200円(税抜)/1個
製造メーカー
株式会社菓匠三全
発売日
そして結局発売日はいつなのか。
歴史が古いものこそオリジナル!異論はありません!さてさて・・・
月でひろった卵さんは・・・1986年!!!
対する
萩の月さんは・・・1979年!!!!!!
そして「萩の月」さんのwikipediaに気になる1文が・・・
まさか、月でひろった卵さんは違いますよね?
まとめ
月でひろった卵 | 萩の月 | |
山口県 | 故郷 | 宮城県 |
200円(税抜) | 価格(1個) | 200円(税抜) |
ふんわり、ふわふわのカステラで、とろっととろけるようなクリームを包んだ。特徴は栗。 | 味わい | まろやかでやさしい風味のカスタードを優しく包んでいる |
1986年 | 発売日 | 1979年 |
山口からあまり出ないような山口県民は、正直、月でひろった卵こそが正義でオリジナルと理解している人が多い気がします。
その人たちはたまに東京なんかに上京し萩の月を見つけると
「あー!月でひろった卵にそっくりなお菓子があるー!!」
なんで声をあげてしまいます。
正直月でひろった卵が後発で、見た目はパクったのかもしれませんが、山口県民の私が思うにカスタードの中に栗を入れたのはナイスアイディアではないかと!!
このカスタードと栗の食感はいつ食べても幸せですよ!!
以上が、山口県銘菓「月でひろった卵」と仙台銘菓「萩の月」の違い、の記事になります。
山口といえば外郎
その中でも格別なのが豆子郎ではないでしょうか。。。
山口に遊びに行ったときには必ず食べて帰ります。
保存期間が短く、土産に持って帰れないのが残念です。
別記事でも紹介していますが、豆子郎も有名ですね!!
萩の月と月でひろった卵を比べると、月でひろった~の方が数グレード上な感じがしました。
カスタードのとろけ具合が絶妙で、人生で初めてビジネスクラスに搭乗した際のお菓子として
出していただき、あまりの美味しさに5-6個食べてしまった記憶があります。
ビジネスクラスでも振る舞われているんですね!!