【映画】スラムドッグミリオネア【過去は人生に繋がるミチシルベ】

国際線の飛行機に乗ると、必ず洋楽欄にある「スラムドッグミリオネア」。気になって毎回見ようとするのですが、結局見ずの繰り返しでしたが、遂に見ました。スラム出身の少年が逆境を抜け出して「クイズ$ミリオネア」で最後の1問を残して正解するまでを、彼の歩んだ人生を描きながら進められるストーリーです。

 ストーリー

運じゃなく、運命だった。アジア最大のスラム街・ムンバイで育った少年ジャマールは、世界的人気番組「クイズ$ミリオネア」にて一問を残して全問正解、一夜にして億万長者のチャンスを掴む。だが無学な彼は不正の疑いをかけられ、番組の差し金で警察に連行され、尋問を受けることになってしまう。彼は一体どうやって全ての答えを知りえたのか?そして、彼がミリオネアに挑戦した本当の理由とは——–?

 登場人物が全員深い

スラムドッグミリオネア
  1. ジャマール・・・主人公 素直で真面目な少年(盗みはしますが)
  2. サリーム・・・主人公の兄 感情タイプでめちゃくちゃだが弟想い
  3. ラティカ・・・ヒロイン 主人公兄弟同様の孤児。
  4. アマン・・・スラム街のボス的存在

 アマンに出会うまで・・・?

主人公はある時、宗教対立で母親を殺されてしまい、兄と2人で路頭に迷ってしまいます。ヒロインであるラティカも加わり、ゴミを拾って生計を立てていたところに、孤児を利用してお金を稼ぐ「アマン」という人物に出会い、兄弟でアマンについていくのでした。

 アマンの所業

孤児を利用して、物乞いをさせたりと恐らく孤児利用以外にも、ヤバイ仕事に携わっているのかと思いますが、

 兄サリームがなんだかんだいい奴でマイケルジャクソン似

A
B
C

この中に、一人だけマイケルジャクソンが混じっていますが、どれでしょうか?

ズバリCでファイナルアンサーです。それくらい見てると似ている気がしました。

映画では、主人公ジャマールの窮地を、その実行力で何度も救います。

  • ママンから弟が目に硫酸をぶっかけられそうになった(→ 盲目の方が、物乞いの時に、多くの金をもらえるから) ちなみにこの時は、硫酸を逆に敵一味にぶっかけ、逃げることができました。
  • 青年期に再びママンに遭遇した時に、手持ちの銃でママンを殺す(→絶体絶命時にあんた凄い)

途中は、仲違いになってしまいますが、最後のフィナーレに向かう時も、何かを悟ったのか、自分を犠牲にしてヒロインのラティカに携帯と車を託します。

最後は壮絶にバスタブに金にまみれて、敵にやられてしまったのですが、彼なりに幼少期から教育も受けずに金に執着して生きてきたので、金を抱いて死にたかったかのしれません。

 伏線が見事に回収されていく

これが見ていて気持ちいいです。「カメラを止めるな」のような最後に一気に伏線を回収するのではなく、順を追って「クイズ$ミリオネア」の答えあわせをこれまでの人生での経験から答え合わせをするように回収していきます。

 問題:アメリカ100ドル紙幣に描かれている人物は?

  • 目を潰された友達に会う → 100ドル札を渡すと、目を潰された友達が、ジャマールに確認のために、「描かれている人はどんな感じだ?」に対して「てっぺんは髪がなくて、サイドは女性のように長く・・・」と答えると「それはベンジャミン・フランクリンだ。」と。そして、目を潰された友達は途中からジャマールに気づいていたのか「偉くなったなジャマール。」というシーンは少し涙ものです。しかも目を潰された事を嘆くこともせずに「自分は運が悪かった。」と言うのですから。

 問題:リボルバー式の銃を発明したのは?

  • こちらも兄弟で逃走中に兄に銃で「出て行けと」と言われる訳ですがその時に「俺のコルト45をぶっ放すぞ!」と凄むのですが、こちらの答えも「サミュエル・コルト」と言う人物が発明者でクイズに正解するのでした。

 名シーン

「クイズ$ミリオネア」では、みのもんたのTVを見ていた人ならわかるかと思いますが、途中回答がわからない時には、ヒントを得ることができます。

  • オーディエンス (オーディエンス(客席)からヒントが入手できる)
  • 50:50 (回答4つのうち2つに絞る)
  • テレフォン (特定の人に電話をかけられる)

主人公が最終問題でテレフォンを使用したのですが、かけた相手は兄のサリーム。しかしサリームは、ラティカに電話を託して自由の身となったラティカが、数年ぶりに電話に出てこれるというシーンです。

このシーン、問題とはそっちのけで、主人公のジャマールとラティカが再開できて見ている側も嬉しくなるシーンです。

 大金すぎる

一晩で、最終問題を残して1000万ルピーをゲットしました。1ルピーが約1.5円なので、日本円で約1,500万円です。

しかも、最終問題は2,000万ルピー(日本円で約3,500万円)で、諦めて1,500万円を手に入れてもいいし、勝負に出て3,500万円を入手しても大丈夫です。その代わり最終問題にチャレンジして不正解なら賞金は0です。

 最後までわからなかったところ

  • 【最後のミリオネアの答え】 → ジャマールがなんとなく「A」と言ったのはしっくりこないというか・・・なんで「A」なんでしょうか!?それまではずっと、過去の経験から回答ができていたはずなのに、当てずっぽうですよ。映画中に出てきた三銃士が○○で〜とかなら、理由になるのですが、こればっかりはわかりませんでした。
  • 【ラティカがサリームの手を離したシーン】 → これは逆にサリームがラティカの手を離したのかもしれませんが、こっちの方がしっくりくるかもしれません。弟のジャマールが好意をずっと抱いていましたが、サリームは煙たがっていたので、今後の逃走でやはり足手まといになってしまうと子供ながらに考えたのでしょうか。

 フィナーレはやっぱり・・・

ダンスです笑。インド映画特有の。ハッピーエンドなので、素敵です!逆にハッピーエンドじゃなくて、クイズもダメで、ヒロインも手に入れられなかったら無茶苦茶胸糞悪い映画ですが。

みんなでダンス

 まとめ

幼少期の頃は、スラムが壮絶すぎて日本とのギャップにかなり滅入ってしまいます。恐らく簡単に、「最後はミリオネアで成功した!」と言えるものではなく、これがインドのスラム街の本当の姿で、このような世界をしかと見つめよ!と言う制作側の考えもあるのかもしれません。母親が目の前で殺され、友達は目を硫酸で潰され、物乞いをし・・・、まず日本じゃ考えられません。

しかし逆境から生き抜くと言うか、それでも勿論数々の犯罪を犯してしまうのですが、それでも一途にヒロインの女の子と思い続け、状況を切り開いていった主人公のジャマールに感情移入するのは容易でした。

青年に成長するに従って、兄には囚われず自分の考えで行動するようになり、しっかりとミリオネアの番組にも出演できる青年になりました。

なんで今までこんな映画を見なかったんだ!ってくらい素敵な映画で、心を感情を揺さぶられる映画でした。


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