日本の教科書が教えてくれない、日本のタブー、部落差別。
ある時ひょんな事から、戦後世代に当たる父が私ヒロヤンの地元の山口県の近くの部落問題に関して教えてくれました。
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部落差別とは
皆さんは義務教育の歴史の教科書で以下の言葉を習ったかと思います。
「えた」「ひにん」
ざっくり説明すると、江戸時代の身分制度で、士農工商、よりも更に下の階級の人たちを指す言葉です。
「ひにん=非人」、つまり、人ニ非(ア)ラズ、=人ではない
と意味で彼らは差別を受けていました。
差別用語としてではなく「部落」という単語はよく使う
ネットで「部落」とググると、部落問題というキーワードが頻繁に検索されるかと思います。
部落問題と混同しないで欲しいのは、部落は民家が集合している小規模な地域というのが本来の意味であります。
しかしながら部落の中には、いわゆる同和問題(部落問題と)重なる部落も存在していることは否定はできません。
ヒロヤンの出身の山口県も子供の頃から、「○○部落は〜」とかそんな感じのニュアンスで頻繁に使用し、今も地元の人と話すときは使うことが多々あります。
しかしそれは部落問題の意味は含んでおりませんでした。
いきなり嫁いで来た人や、山口県のど田舎出身の旦那に都会の奥さんに挨拶しに来たというような人は、「部落」というキーワードが会話の中に出てくるかと思いますが、決してそれは「差別的な意味を含んでいる」という、誤った解釈はして欲しくないと思います。
父が語った部落問題
ある日のこと、お酒を飲んだ父が唐突に語り始めました。
父「中学校の近くのあそこの地区は、昔非人で〜○○さんはそこの出身じゃけぇ苦労したと思う。」
父曰く「これを喋ったのはお前にも知っちょかんにゃーいかんこと。」
部落の場所
教えてもらった場所(地名)や名前は、本当に歩いていける距離にある場所です。
そのような場所を思い返せば、「日当たりが悪い場所」とか「川の氾濫に度々みまわれる場所」のイメージですし、実際に図書館や歴史資料館で過去の地図を見ればそれに該当する場所です。
部落出身者の名前
父は部落出身者の名前(苗字)も教えてくれました。
教えてもらったからといって特になんとも思いませんが、父の世代では根底にそういう差別意識が少なからず残っているのでしょう。
部落問題に対する父の考え
父曰く「彼らは完全にババを引いた。国に無理やり仕立て上げられた。」
18年間山口県で生きてきて
小学校でも地域でも、一度もそのような差別問題は聞いたことがありませんでした。
もしくは大人が隠していたのかもしれません。
しかしそれはそれで良かったと思います。
そんなことを何も考えないくそガキが知ってしまうと、差別やいじめの助長になることに間違いないからです。
高齢者の心の奥底には存在している
私の父のような戦後世代の田舎に住む人たちには心の奥底に「○○は部落出身」というような感じの悪い部分が微量に存在していることは間違いありません。
かといってそれを広めようとも思っていません。
父の締めくくり
結局父のまとめは、「差別はいかんぞ!」で終わったのですが・・・。
ええぇぇ…めっちゃ差別してるじゃん…。
未だに問題は存在している
約3年前の記事になりますが山口県のHPを見ても、問題は根強い様子です。
最後に
ひょっとしたら私は人が知り得ない情報を手に入れて優越感に浸っているだけのバカなのかもしれません。
↓↓山口県には凶悪犯罪が多すぎる件