山口県に村八分は存在するのか

結論から言って存在します。実際に山口県でも村八分と考えられる殺人事件も発生しております(一番最後に記述)。山口県に限った話ではなく限界集落においてはどこでも発生する可能性はあります。村八分発生のメカニズムを説明します。

村八分とは

意味

村社会の中で、掟や秩序を破った者に対して課される制裁行為であり居住するメンバーが結束して交際を絶つこと、つまり共同絶交です。

村の10の共同行為とは

村八分とはその名の通り、10の共同行為のうち、村八分(絶交)をした相手には、2の共同行為しか行話ないという意味です。

10の共同行為

  1. 成人式
  2. 結婚式
  3. 出産
  4. 病気の世話
  5. 新改築の手伝い
  6. 水害時の世話
  7. 年忌法要
  8. 旅行
  9. 葬式
  10. 火事

つまり村八分は地域の生活における十の共同行為のうち、葬式の世話と火事の消火活動という、放置すると他の人間に迷惑のかかる場合(二分)以外の一切の交流を絶つことをいうものなのです。

ヒロヤン
現代社会においてはこの10の共同行為全て関与してくることはないと思いますが、ヒロヤンが住んでいた地域ではどうだったのかを次で説明します。

どうすれば村八分になるのか

結論から先に言ってしまうと、共同地区の住民と一切の関係を絶てば簡単に村八分状態は作ることができます。

例えば、これまでの皆さんの人生経験からも「非組織的な言動をすればハブられる」ということは認識はあるかと思います。

サッカーなんかで言えば下手くそなくせに、パスを受けたらパスをせずに常にドリブルで突っ切っているような行動をすれば二度とパスは回ってこないでしょう。

組織においては、組織のルールに沿った出退勤をしなかったり提出物を出さなかったりしたらクビになりますね。

結局何が言いたいのかと言うと、田舎にも田舎の暗黙のルールが存在しているのです。

限界集落になると住んでいる人数が少ないですし、誰にでも挨拶しますし、共同利用する水路、山道、墓地等、また地域のイベント、自警団、消防隊等があります。

嫌がおうにも関わりを持たざるとえないので、非組織的な言動を繰り返せば村八分状態は作り出すことはできるのです。

行事やイベントにも一切顔を出さないときっと村八分状態は作れます。

このような凶悪犯罪も起きている

山口連続殺人放火事件 / 2013年

山口県周南市金峰の集落にて発生した連続殺人・放火事件。集落の住人だった加害者(事件当時63歳)が自宅近隣に住む高齢者5人を殺害して被害者宅に放火した殺人・非現住建造物等放火事件。犯人は死刑未執行。以下加害者男H。

場所

被害者

5人とも鈍器のようなもので殴打されたことによる頭蓋骨骨折や脳挫傷が死因でした。

加害者宅に残された張り紙

加害者男Hを取り巻いた状況

  1. 携帯電話もインターネットも利用できない
  2. 人口の半分以上が高齢者の限界集落
  3. 親の介護で帰省した当時は村一番の若者と言うことで、買い物や草刈りなどの頼まれごとが集中した
  4. 地域で一番若いという理由から、機械や燃料の費用などを全て一人で負担させられた。さらにそれらを草刈機を忘れて帰ったら次の日に草と一緒に焼かれていた
  5. 被害者宅でのボヤ騒ぎがあり、加害者男Hが疑われて加害者男H宅でもボヤ騒ぎが発生
  6. 加害者男Hが犬を飼うと「臭い」と言われ、他の糞についても加害者男Hの犬がしたものではと噂が広まり注意される
  7. 被害者が加害者男H宅の敷地に農薬を散布する嫌がらせを受け口論になる

逮捕時のICレコーダーには

 この事件では結局加害者男Hは、自殺を試みましたが死に切れず、実際に警察官に山の中で見つけられた時のICレコーダーには下記が録音されていました。

「これから自殺する。周囲の人間から意地悪ばかりされた。田舎に娯楽はない。飼い犬を頼む」

思うこと

加害者男Hは田舎特有のルールや環境に耐えきれずに事件を起こしてしまったのかもしれませんし、そこの住民がいじめを繰り返していたのかもしれません。真相は闇の中です。

人を殺めることはあってはならないのは当然として、このような村八分を起こしかねない状況が田舎の限界集落には当たり前のように存在しているということです。

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